【景品表示法】消費者庁、株式会社ダッドウェイに3億7,478万円支払命令

目的

広告は誰もが簡単に出稿できるようになった一方、近年は誇大広告や優良誤認を与える表現が多く見受けられるようになり、事業者と消費者の双方に不利益を引き起こしています。
本記事は景品表示法違反事例から学ぶことで広告事故を減らすことを目的としています。

概要

消費者庁は、令和2年12月16日、株式会社ダッドウェイ(以下「ダッドウェイ」といいます。)に対し、同社が供給する「ADAPTアダプト」、「OMNI360オムニスリーシックスティ」、「ORIGINALオリジナル」及び「360スリーシックスティ」と称する抱っこひもの各商品に係る表示について、景品表示法第8条第1項の規定に基づき、課徴金納付命令を発出しました。

命令の概要(課徴金の額)

株式会社ダッドウェイは、令和3年7月19日までに、3億7,478万円を支払わなければならない。

表示内容

例えば、「ADAPT」と称する抱っこひもについて、平成29年7月1日頃から令和2年2月28日までの間、「店頭空箱」と称する店頭表示物において、「人間工学専門家も認める快適性」と記載し、乳幼児を対面抱きしている人物の写真と共に、「肩への負担が1/7(他社比)」及び「快適性を使用者にかかる圧力で比較すると、一般的な腰ベルト付き抱っこひもを100とした場合、エルゴベビーはわずかその14%程度、つまり負担がきわめて少ない、という実験結果が出ています。抱いた赤ちゃんが自然に中央に導かれる立体設計により、親子ともにバランスの良い抱っこ姿勢を保てることも、疲れにくい理由のひとつです。」と表示するなど、別表2「商品名」欄記載の商品について、同表「表示期間」欄記載の期間に、同表「表示媒体」欄記載の表示媒体において、同表「表示内容」欄記載のとおり表示することにより、あたかも、本件4商品の各商品を使用して同表「使用方法」欄記載のとおり乳幼児を対面抱き又はおんぶした際に使用者の身体に掛かる負担は、同表「使用者の身体に掛かる負担」欄記載のとおりであって、使用者の身体に掛かる負担が他社の商品に比して著しく少ないかのように示す表示をしていた。

実際

前記ウの表示について、消費者庁は、それぞれ、景品表示法第8条第3項の規定に基づき、ダッドウェイに対し、期間を定めて、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたところ、同社から資料が提出された。
しかし、当該資料はいずれも、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものであるとは認められないものであった。

参考資料
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この記事を書いた人

高橋聡(たかはし さとし)
株式会社アートワークスコンサルティング 代表取締役 CEO
美容医療業界を中心に、ネットからの来客数(EC、リアル店舗)・採用数を増やすデジタルプロモーションを担当。
業法(薬機法・景表法)対応のプロフェッショナリスト。
手がけたWEBディレクション数は350サイトを超える。
現行サイトを鋭く分析し、的確なUI/UX改善でグロースハックさせてきた。
コミュニケーション力に定評があり、小規模案件から大規模案件まで幅広く対応。
累計200社以上が聴講に訪れる人気セミナーを開催。

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